Old Lahaina Houseは、ラハイナのフロントストリートから1ブロック山側の静かな住宅街の通りにあります。シャークピットビーチまで歩い て1分ほど。タウンまで歩いて5-6分と立地条件は抜群です。交通量は少なく、通る車はほとんど誰のものか分かるくらい小さなご近所です。
しかしながら、この近所には結構な方々が住んでいるんですよ。ローカルレベルから行くと、ナピリカヌークラブのコーチ、Nori Tihada。ナピリカヌークラブは今年のステートチャンピオンシップでAクラス優勝を果たしました!ラハイナカヌークラブのマウイ最速レガッタクルーのステアマン、Bear Keahi。彼は、主人の最初のコーチでもあります。Tihada家、Keahi家は両方ともWest Maui を代表する大きなハワイアンルーツのファミリーです。
アスリート系では、近所のビーチ沿いの大きな家に住む、Holden Smith。彼は、NFL のフットボールチームのWide Receiver だったそうです。私は、フットボールにはあまり詳しくないので良く分かりませんが、たしかにビーチでフリスビーをキャッチするのはうまいです。フットボール選手だったとは思えないほど、気の優しい素敵な紳士です。
アーティスト系もいます。”サーフクラウン ”というサーフィンの漫画を描いているCharllie Lyon はOld Lahaina House のお向かいに住んでいます。サーフクラウンの独特のキャラクターは、Charlie と奥様のLeslie の合作。覆面サーファーが悪いやつらをやっつけるというヒーロー物で、昔のスーパーマンやバットマンを思わせるアメリカ漫画独特の表現が最高です。 Charlie が今はもう売ってないよといっていたのですが、Amazon.com で買えるようですね。
また、トウインサーフィンで有名な 巨大波の Jaws (Peahi)の写真集の文章も彼と奥さんのLeslie の作品です。この本は、結構有名なので購入した方も多いのではないでしょうか?Old Lahaina House のプライベート図書館にも一冊ありますので、お泊りの際は是非ご覧ください。Charlie からいただいたものです。
彼の作品の中でも、パームツリーを題材にした本格的アートは大人気なんです。Wailea のホテルのギャラリーでCharlie Lyon の作品を購入することができます。彼のパームツリーシリーズは、ローカルレストランやホテルなどにも飾られていますので、マウイ滞在中に目にすることもあると思います。

もう一人超有名なアーティスト、Christian Lassen もご近所です。彼の場合は数多くある家の一軒がたまたまこの近所だったということですが。お向かいのビーチ上にある大きな家です。さすがに、家の装飾もセンスが良く、ひときわ目立つ建物です。

もう一人、我が家のご近所の一番自慢できる有名人といえば、Uncle Snake Ah Hee でしょう!サーフィンをする方なら、ハワイで”Eddie Would Go” のステッカーを一度は目にしていると思います。本を読んだ方もいらっしゃると思いますが、ハワイのサーファーたちのヒーローです。Snake はそのEddie Aikau になりかけた人なんです。”Eddie Would Go”の本の中にももちろん登場します。写真は、ホクレア号クルー時代の Snake Ah Hee。

Eddie Aikau はハワイの伝統的な航海カヌー、初代ホクレア号の クルーでした。1978年、ハワイの伝統的なナビゲーションシステムを利用して航海し、古代ハワイアンがタヒチから渡ってきた方法を証明しようという試み がこのホクレア号で行われました。星や太陽、雲の動き、鳥の動きなどの自然の合図だけを頼りに航海をする方法は、数少ないナビゲーターの後継者によって受 け継がれてきています。現在のその第一人者は、Nainoa Thompsonです。
その、初代ホクレア号の クルーの中に、Eddie Aikau とSnake Ah Hee がいたわけです。当時、海をよく知るライフガードやサーファー、カヌーパドラーがクルーに選ばれました。Eddie Aikau は、オアフ島ノースショアのライフガードで、大波乗りのサーファーとしても有名でした。今も彼の名をとった、Quicksilver Eddie Aikau CupがノースシュアのWaimea Bay で大きなスウェルがヒットしたときだけに行われます。Snake は、今も現役のサーファーですし、地元のロングボードのコンテストにも登場します。また、カハナカヌークラブのゴールデンマスターズ(60歳以上のクラス)のクルーでもあります。
その二人を乗せた航海中マウイ沖にて、ホクレア号は 急な嵐にあい、転覆の危機に瀕してしまいます。その時、Snake は、自分のロングボードを取り出し、ラナイ島へ向けて救助を求めてパドルしだしたのです。しかし、悪天候にさえぎられあきらめてクルーたちの元へ戻りまし た。その後、ライフセイバー用のサーフボードを取り出してパドルアウトしそのまま行方不明になってしまったのがEddie Aikau なのです。幸いホクレア号の クルーは、翌朝全員救助されました。しかし、Eddie はそのまま行方がわからなくなってしまったのです。遺体を発見することもできませんでした。仲間を助けるために嵐の中をパドルアウトしていった Eddie は、多くの人々の共感を呼びました。大波乗りでもあったEddie への尊敬を込めて、今も、サーファーたちの車には、”Eddie Would Go!-Eddieなら行く!”というステッカーは爆発的にヒットしました。うちの車にも貼ってました。

Snake Ah Hee は、Eddie になりかけた男。でも、Eddie の意思を受け継ぎ、その後ホクレア号の進歩に貢献し、若手クルーの育成に努め、ハワイアンの航海技術を受け継ぐ大切な役割を果たしています。多くのサー ファーたちにも尊敬され、また、カヌークラブでももちろん英雄的存在です。ご近所さんとしても、とてもいい人で、みんなに慕われています。
この半径 500mほどの小さなコミュニティに結構な有名人がいるでしょう?私もいつか、近所を代表する功績を残したいものです。
Satoko